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2011-12-03

マッチ売り

match
マッチ売りの少女/ハンス・クリスチャン・アンデルセン(1805-75)
Den lille Pige med Svovlstikkerne
/Hans Christian Andersen(1805-75)




マッチはいかがですか?

誰かマッチを買って下さい。



アンデルセンの有名な童話ですが



我が家の玄関に立つ

一人の若者。




「本はいかがですか?」





怪 し 過 ぎ る。




本を手売りに来た人は

初めてだ!




震災直後には

福島から来ましたって

「果物を買って下さい」って

おじさんが立ってた事もあるけど




何でも訪問して売ればいいってもんじゃない。




自費出版の本を

自ら売って歩いているのだそうだ。


是非読んでみて欲しいと

本の内容もそこそこに

営業トークを続けるものだから

口を挟む余地がない。



彼が一息つくあたりで

やっとこちらが言葉を発した。




「本って・・・・

    強制されて読むものじゃないし
 
 悪いんだけど、

    読みたい本は自分で選ぶから・・・・。

 良い内容だったら、放っておいても売れますよ!

 頑張って下さい。」(何をだ?)
 





「はい。がんばります!」






彼は自己表現の手段を持っており

行動に移す実行力も情熱もある。

自分の信じる事に

エネルギーを注げる

幸せな人だと思った。




真剣で一生懸命な人に

義理や同情で

興味も無い物に

「良い内容ですね」って返事するほど

器用には出来ていないので

あんな断り方しか出来なかったが


彼は傷ついただろうか?と

暫く、考えた。



私には必要では無かった為

断るしか無かったのだが

いつか、彼の本を

支持してくれる人が現れる日が来る事を

願わずにはいられない。





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